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アート

金屏風

金屏風は浄土信仰に由来する丸谷才一初出:隨論 六日のあやめ(國華 第1331號 第112編 第2冊 2006年)2011年に出版された「樹液そして果実」という評論集に再録「六日のあやめ」なんていう謙遜されたタイトルを付けてますが、その内容は...
アート

蔦の細道

「言海」を編纂した国語学者の大槻文彦は「デモクラシー」の訳語に「下克上」を当てたそうですが、応仁の乱(1467〜1477)、一向一揆(1465〜1580)に象徴される室町のこの時期は、社会体制がくずれ、その崩壊の形が下克上の形をとり、結局は...
文学

気分の近代化 ー 春愁三首の発見

大伴家持生誕 養老4年(720年)頃死没 延暦4年8月28日(785年10月5日) 天平勝宝5年(753)2月23日に二首(家持33歳)原文:春野尓 霞多奈毘伎 宇良悲 許能暮影尓 鴬奈久母 春の野に 霞たなびき うら悲し この夕影に うぐ...
文学

啄木と折口 マネとセザンヌ

1910年(明治43年)12月石川啄木は24歳で処女歌集『一握の砂』を出版した。一つ年下で、国学院を出たばかりの折口信夫は熱心にこれを読み込み、ひとつひとつの歌に評価と書き込みを残したそうで、なかでも後に折口が「私はこれを読んで、啄木は初め...
文学

文字の始原期

神話ー権威ー律令白川静は文字の始原期について次のように描いている。 ことばの終わりの時代に神話があった。そして神話は古代の文字の形象のうちにもそのおもかげをとどめた。 そのころ自然は神々のものであり、精霊のすみかであった。ーーー神話の時代に...
文学

江戸の美意識

「小股の切れ上がったいい女」とは「小股が切れ上がる」とはどういう「様」をいうのか。杉浦日向子が「ぶらり江戸学」という著書の中で  この左はじの女の人が「切れ上がってる」んです と、受け合ってくれている。 「小股の切れ上がったいい女」というの...
その他メモ

メートル原器

1799年 フランス北極点から赤道までの子午線弧長は5130740トワーズという計算結果がはじき出され、この1千万分の1の長さを「1メートル」と定めた。(アルシーヴ原器) 1796年から1797年にかけて啓蒙のためにパリの街中に16基設置さ...