文学 啄木と折口 マネとセザンヌ 1910年(明治43年)12月石川啄木は24歳で処女歌集『一握の砂』を出版した。一つ年下で、国学院を出たばかりの折口信夫は熱心にこれを読み込み、ひとつひとつの歌に評価と書き込みを残したそうで、なかでも後に折口が「私はこれを読んで、啄木は初め... 2021.10.24 文学アート